発売中の群像7月号に「淵に立つヒューマニズム 本谷有希子『あなたにオススメの』のエコロジー」という評論を寄せました。
今月末に刊行される本谷さんの3年ぶりの新作です。
拙文では、映画『パラサイト』と比較しながら、本作に描かれている人間性のゆくえを追いました。
商業誌で書いた中では自分史上一番長い文章で、校了後は精魂尽きましたが、面白い作品だったので書いていて楽しかったです。
汚染のテーマは『あの子の考えることは変』にも込められていましたね。
ちなみに、深田晃司監督の『淵に立つ』の内容は入っておりません。
私にとって、作中に描かれている人間たちの姿をこれ以上なく的確に形容しているフレーズで、
お借りしました。
作品のおともに読んでいただけると嬉しいです。
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